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by shy1221
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サイトウキネン・フェスティバル松本 チケット発売

 6月19日(土)より、「サイトウキネンフェスティバル松本(SKF)」のチケットが発売になりました。

 私にとってのSKFの歴史は、1992年に始まっていたことはリアルタイムでは知りませんでしたが、1994年夏に松本城を訪れた際、近くの土産物店で、「SKF松本’93レポート」を発売していたのを購入したのが出会いでした。一応、小澤征爾マニアになりかけていた私、たまたま持っていたサイトウキネンオーケストラ(SKO)の「チャイコフスキー・弦楽セレナード」のCDを聞きなおし、これがSKFでの録音だとそのとき初めて認識したのでした。弦セレは今でもお気に入りの一枚ですが。それからCDとかを購入し始めました。

 初めてSKFに行ったのは多分1996年だと思います。プログラムはオペラがプーランク:喜歌劇「ティレジアスの乳房」 、オーケストラがシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」 でした。ええ、両方とも行きました。確か1995年秋に京都コンサートホールができたときのこけら落し公演シリーズがウィーンフィルの「グレート」で、これも聴きに行ったので、一年以内に2回も「グレート」を聴いたんですね。「ティレジアスの乳房」 では、歌い手さんが冒頭5分くらいのところで歌詞を忘れて演奏ストップ、最初からやり直しなんて場面にも遭遇することができました。

 次は翌年。1997年でした。オペラはお休みで、J.S.バッハ:「マタイ受難曲」、オーケストラはベートーベン「交響曲第3番『英雄』」でした。「英雄」は、付点のリズムの使い方に「日本」を感じて、感動したもんでした。「マタイ受難曲」は、宗教音楽を知らない私が初めて聴いたに近い曲で、十分に予習はしましたが、結局はわかっていなかったと思います。先日、映画「パッション」を見て、その後また「マタイ」を聴き、より理解を深めることができましたが、キリスト教徒ではないので、やっぱり完全に理解しているとは言えないです。でも、音楽のよさは感じているつもりです。とにかく、これが「マタイ」との出会い。

 しばらく、忙しくてSKFには行けずでしたが、昨年(2003年)、不意にチケットが回ってきて、ブルックナー「交響曲第7番」を聴きました。直前に、自分たちのオーケストラで演奏したばかりの曲だったので、深い理解のもと聴くことができました。第1楽章は感動。しかし演奏が進むとだんだんオーケストラに疲れが見えてきて、第4楽章は爆発するほどのパワーは残っていなかったようです。ま、前プロにマルタンのチョー難しい管楽器7台の協奏曲なんかやってたからかも知れませんが。

 今年は、バルトークのプログラムで、マニア嗜好かなとは思いますが、とりあえず前売りは即日完売したようです。オペラは、アルバン・ベルク「ヴォツェック」、オーケストラのAプログラムでは、ケント・ナガノ以来の小澤さん以外の指揮者、大野 和士さんが出演されるようで、プログラムはヴェルディ/「運命の力」序曲 、ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」全曲と現代音楽1曲とのことで、これも楽しみです。友人は、バルトークのチケットが取れたようで、うらやましい。私は、日曜が仕事なので、チケット取れず。二次募集に期待。


サイトウキネン・フェスティバル松本
by shy1221 | 2004-06-20 07:50 | 音楽