クラシック音楽、小田和正、資格試験、医療記事批判などなど幅広い(節操のない)ブログ


by shy1221
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医療ドラマ「ウィズドロワル」第6話

放心した表情で辺りを見回すマサミ。誰もいないようだ。自宅マンションへ着くマサミ。鍵を開けて中に入る。小さな仏壇の前にいるマサミ。
無言のままシャワーを浴びるマサミ。

消灯後、ナースがヒロインのベッドへやってくる。
「おうちから、緊急の連絡とか」
ヒロイン、あせった表情でナースルームへ。
電話の声はマサミだった。「ヨシノちゃん、あたしやられちゃった。来て。怖い。」
「しっかりして、マサミちゃん。住所言って、すぐ行くから」
「妹が交通事故にあったみたいです。今日一晩、外出していいですか?」とヒロインはナースに言う。「センセイに許可貰わないと」ナースはクラノスケのケイタイを呼び出す。
ヒロインは外泊許可書を記入し、病院を飛び出していく。

ヒロイン、銀行の24時間コーナーでお金を少々おろした。

ヒロイン、マサミの家にいる。
「ヨシノさん、私、何か悪いことしたかなあ。おばあちゃんが死んだ後、家のこともちゃんとしてるし、勉強だってちゃんとやってる。なんで私が病気になってプレドニン飲まなきゃならないの?一生飲まなきゃならないかもってクラノスケ先生が言ってた。一生かもって。3日飲み忘れると死ぬから、毎朝ちゃんと飲めって。腎生検だってかっこわるいのガマンした。この病気は普通は大人がなる病気なのに、何で私がならなきゃいけなかったの?今日だってなんでこんな目にあわなきゃならないの?ちょっと近道しただけなのに。お父さんはおばあちゃんが死んだ後、一軒家だと物騒だからっていって、お庭があった家を売ってマンションに引っ越したんだよ。お母さんが死んだのが私のせいだからかなあ。私が生まれなければ、お母さん死ななかったんだよ。ずーっと、真面目に生きてきた。うそもつかないようにしていたし、人には優しくしてきた。悪口だって言わないようにしてきた。前とおんなじ健康な体になりたい」マサミは低い押し殺したような声でつぶやく。ヒロイン、マサミを抱きしめる。
ヒロイン「パパはいつも何時頃帰ってくるの?」
マサミ「いろいろだけど、今日はすごく遅いって言ってた」
ヒロイン「マサミちゃん、とにかく病院へ行こう。」
マサミ「えっ、あそこはイヤ。知ってる人がいっぱいいる。クラノスケ先生にも知られたくない」
ヒロイン「マサミちゃん、あたし病院さがしてみるから、出かけるしたくしよう」
ヒロイン、マサミが自室に行ったのを確認して、電話帳で総合病院のページを開き、電話をしている。いくつかに電話をかけるが、産科をやめて婦人科だけになったので産婦人科の医者はこの時間は院内にはいない、と断られる。それでは、と産婦人科のページを開き、「病院」と書いてあるところに電話をかける。私の妹がレイプされてしまった。診てもらえないか、と。

大通りにでてタクシーを拾い、質素な印象のちいさな病院についた。救急外来ではなく、普通の外来を開けての診察である。医者は斉藤暁。同席するのはオバサンナース。
サイトウはコーヒーメーカーでコーヒーをいれてくれた。ちなみにマグカップでセフゾンのゾン太が笑っている。

マサミをナースと共に廊下へ出して、サイトウが警察への届出についてどうするかをヒロインに説明している。「父と相談します」とヒロイン。

マサミとヒロイン、タクシーを降りてコンビニに寄る。お菓子やヨーグルトなどを買い込んで、自宅マンションに向かう。マサミの父親はまだ帰宅していない。ヒロイン「パパが帰ってくるまでいてあげる」マサミ「パパが悲しむから、パパには絶対に言わないで」
午前2時ころ、マサミの父が帰宅する。マサミはすでに寝ていて、ヒロインは居間で雑誌を読んでいる。ヒロインはマサミの父に、自分はマサミの中学高校の先輩であること、今日はマサミが学校のことで悩んで電話をしてきたので、会いにきたこと、ちょっと心配で今までいたこと、を話す。マサミの父は「愛情を注いでいるつもりだけれど、どうしても仕事を優先するようになってしまい、いつもマサミに悪いと思っている」と話す。今日の出来事、警察への届出について切り出せないヒロイン。

ヒロイン、自分のマンションに戻る。しばらく住んでいないので、空気がよどんでいる。窓を開けて換気する。冷蔵庫を開けるが、なにも入っていない。

翌朝早く、病院にもどるヒロイン。
ヒロインの同室者のうち2人が替わっている。ヒロインのほかには、切迫が1人、前置胎盤が2人。
「せっかく○○クリニックで生もうと思ったのに、この病院にまわされちゃったのよね」
「わたしは△△病院のはずだったの。なんとか自力で直して△△病院で産もうかと、ネットにでていたどこかの助産院のページではいはい体操ってのを見て、毎晩やってたけど駄目だったわ。サイアク。△△の先生も、冷たくてさ、死ぬこともあるから総合病院へいってくださいって。本当に駄目なときだけ救急車で運んでくれればいいのにね」
「ふーん。ごはんからしてここじゃね。○○なんて、6週で予約しないと駄目だから、速攻で分娩予約したのに。誰かあたしの代わりにキャンセル待ちの妊婦が入ってたりして」
「ここってさ、センセイだって、朝かよくて夕方、8時頃しか来ないし、部長の方針で、家族への説明は緊急以外土日お断りなんて、ひどくない?」
とえんえんと続く愚痴話。

病室を出て、談話室でコーヒーを飲んでいるヒロイン。となりにテルユキが座る。
ヒロイン小声で「私の部屋の前置胎盤のふたり、うざい。文句ばっかし言ってる」
テルユキ小声で「オレも前置胎盤うざい。でも、病棟を前置胎盤が侵食してきてる。まわりの医者みんな、前置胎盤の帝王切開するのやめて、送りつけてくる。うちさ、研修指定病院っていって、研修医が研修するんだけどさ、フツーの分娩がだんだん少なくなくなってきてちょっと困ってんの。」

医局でクラノスケがコンビニ弁当のようなものを食べている。クラノスケの横に座り、ミネラルウォーターを飲んでいるテルユキ。
「クラノスケ、オレさ、ワンセンセイからさ、今日5時半であがっていい、って言われちゃったよ。あしたさ、あるんだよ。前回帝切前壁付着の全前置胎盤」
クラノスケ「それって、O野病院事件ってやつ?」
テルユキ「ちょっと違うけど、まあ似たようなもんだ。オレの場合、癒着前提よ。5月にさ、ウチの大学で講師が執刀したときに出血量が2万5千でさ、悪いことに外科の肝切の出血と重なっちゃってさ、院内生血さ。なんとか生還させたんだけどさ。2万5千だよ。外科が1万2千であわせて3万7千。院内リスクマネージメント委員会で問題にはなるし、講師はトラウマになっちゃってオペできない人になっちゃうでさ、大変だったんだ。あしたはさ、とりあえず万全の準備はした。頭の中で、いくつのもパターンに分けてシミュレーションした。今日はさ、オレ、5時半で帰っていいって言われてんだ。ちゃんとメシ食って、しっかり睡眠とって、新しいパンツはいてこい、って。もしオレが逮捕されることがあったら、おまえんとこのヨシノちゃんのペンの力で助けてもらうわ。ヨシノちゃんによろしく言っといて」
クラノスケ「犬飼センセイって病院に噛み付いてるよな。犬飼センセイ来てから、産直が超勤になったんだよね。すごいよな」
テルユキ「まあ、ワンセンセイ強気なんだよ。うちさ、不妊でも結構稼いでいるからさ。超強気。“作って産める◎◎総合”がうちのウリだからね」

ヒロイン、公衆電話から電話をしている。「マサミちゃん、ちゃんと学校いけてよかった。今週末に会っておいしいもの食べよう」

ヒロイン、図書室のパソコンで百い巨塔フラッシュを音を絞ってみている。
ヒロイン「ある産婦人科医のユウウツ」を執筆中(ノートパソコンで)である。
(6話終わり)
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by shy1221 | 2007-02-28 06:00 | TV、ドラマ、映画(冬ソナ以外)