今日(といってももう昨日)はオーケストラの練習であった。今度の演目は、ベートーベンの「運命」。名曲である。トランペット奏者としては、まあなかなかしんどい曲で。で、今日の練習後、指揮者のお弟子さんが近づいてきて、「最近、音が出るようになってきましたね」と褒められた。まあ、どこまで本気にしていいかはわからないが、悪い気はしない。
前回の演目がチャイコフスキー交響曲第4番で、ホールがあんまりいいホールではなかったので、2ndのアシにもかかわらず、とにかく大音量で吹きまくった。今日の練習も、ちょっとオーバーブロー気味で吹きまくって、それで、音が出るようになってきたのだとしたら、少し無理をすることで、技術は伸びていくのかも知れない。まあ、それ自体は、納得出来る話ではある。
筋トレや、昔やってた陸上競技のトレーニングでも、限界以上のことを少しすることで、力が伸びていく。つまり、やれることだけやっていてもダメだということだ。
分野は変わり、私が日々行っている医療について考えたい。医療技術は、あるに越したことはないが、すぐ上達するものでもない。ただ、思い出すに、緊急事態で、いつもならしないことを、仕方なく「えいやっ!」とやらなければいけない、というようなことが往々にしてある。そういう経験を積み重ねて、技術の向上とか、自信とかが芽生えてくるものであった。
でも、昨今の状況をかんがみると、医療行為においては、その人が出来ることを確実にする以外はなかなか認められないことで、上記のような緊急事態も、万が一不幸な転帰を辿った場合には、「何故上司が来なかったか」とかいって揉めることは火を見るより明らかである。日頃の鍛練と、上司からの十分な指導によってのみ、技術の向上を得なければならないことになるが、そういう環境がどこにでもあるだろうか。
ここから、この春から始まる研修医の研修制度の改革へと話は進みたいが、いくら紙面があっても足りないので、今日はおしまい。
前回の演目がチャイコフスキー交響曲第4番で、ホールがあんまりいいホールではなかったので、2ndのアシにもかかわらず、とにかく大音量で吹きまくった。今日の練習も、ちょっとオーバーブロー気味で吹きまくって、それで、音が出るようになってきたのだとしたら、少し無理をすることで、技術は伸びていくのかも知れない。まあ、それ自体は、納得出来る話ではある。
筋トレや、昔やってた陸上競技のトレーニングでも、限界以上のことを少しすることで、力が伸びていく。つまり、やれることだけやっていてもダメだということだ。
分野は変わり、私が日々行っている医療について考えたい。医療技術は、あるに越したことはないが、すぐ上達するものでもない。ただ、思い出すに、緊急事態で、いつもならしないことを、仕方なく「えいやっ!」とやらなければいけない、というようなことが往々にしてある。そういう経験を積み重ねて、技術の向上とか、自信とかが芽生えてくるものであった。
でも、昨今の状況をかんがみると、医療行為においては、その人が出来ることを確実にする以外はなかなか認められないことで、上記のような緊急事態も、万が一不幸な転帰を辿った場合には、「何故上司が来なかったか」とかいって揉めることは火を見るより明らかである。日頃の鍛練と、上司からの十分な指導によってのみ、技術の向上を得なければならないことになるが、そういう環境がどこにでもあるだろうか。
ここから、この春から始まる研修医の研修制度の改革へと話は進みたいが、いくら紙面があっても足りないので、今日はおしまい。
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by shy1221
| 2004-02-23 00:53
| 音楽