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クラシック音楽、小田和正、資格試験、医療記事批判などなど幅広い(節操のない)ブログ


by shy1221
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いよいよ本番

東北旅行(3)の続き。

  披露宴での出し物は、スピーチなどを除けば、新婦側が4つ、新郎側が1つであった。新婦は音楽関係の方らしく、お師匠さんやら友人やらの演奏が沢山あるわけである。つまり、敵(?)はプロだということだ。当然こちらはアマチュアである。勝負にならないのは目に見えている。なので、前日の宴会の時に新郎に頼んでみた。「なあなあ、僕らアマチュアだし、プロ演奏の後にはヤダよ。前にしてよ」「あ、もう順番決まってるから変えられないし。」冷たいもんである。

 出し物自体は、披露宴の間にちりばめられているのであるが、我々の出し物は二つ続きの後ろの方で、直前の出し物は、プロのピアノ伴奏とプロの独唱による「イタリア歌曲」のようである。この順番はヒドイとしかいいようがない。ピアノを弾く友人Bと、固く握手をして、いよいよ本番。

 会場はざわついているので、トークで軽く注目を引いておいて、「去年流行ったドラマの主題歌をお聴きください。歌詞の意味はよくわからないので、音としてお楽しみください」とかいって、冬ソナの主題歌「最初から今まで」のピアノが始まった瞬間、会場がどよめく。前奏が終わり、私が「ネゲオスオプスルコラゴ〜」とかいうふうに、Ryuさん風にハスキーに歌い出すと、またどよめき。つかみはOK!(→こういうとこ関西的。)んで、間奏でも拍手もらっちゃったりして。間奏は後半、トランペットでメロディー吹いてみました。これも効果的。フルコーラス歌い上げて、大拍手(→誤解?)。「歌詞を間違ってもわからないのがいい曲です」とかいうものの、ハングルの歌詞、一つも間違わなかったけど。んで、「アンコールにお答えしてもう一曲、小田和正さんの『キラキラ』を」といって、友人Bがピアノアレンジしたバージョンでしっとりと歌い上げる(自己陶酔)。間奏では、やっぱりトランペット入れてみる。最後、Tempo rubatoっぽく終わってみて、また大拍手。ウケた! プロに勝った!(?) 俺たち優勝!!(?)みたいな感じで、座席に戻る。新郎は、お客さんのお相手で聴いてなかった可能性大だが、そんなことはいいんです。自分たちが楽しければ。

 優勝気分が一変するのは、この直後。花嫁さんの、御両親への言葉の後に、新郎新婦が連弾で「カノン」を弾くという演奏があり、これに全部持っていかれて(何を?)しまった。そう、我々の演奏も、プロの演奏も、結局は、新郎新婦の前座に過ぎなかったわけだね。ま、結婚式の主役は新郎新婦だから、それはそれでいいんだけど・・・・
by shy1221 | 2005-03-06 16:25 | 近況