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by shy1221
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ないものは出せない。

産婦人科統合:県などに存続を要望、署名提出−−尾鷲の住民団体

 決定に対して、住民が存続を求める署名活動を続けていたようだ。産婦人科の教授は「医師数の大幅減少という危機的状況下だが、県下の新しい医療体制の構築に向け、地域、行政、大学間で連携しながら、できる限り努力したい」とコメントしたようだが、努力したって、いないものは出せないだろう。

 要するに、住民側が主張する、
▽この地区で出産に対応できる医療施設はその総合病院だけしかない
▽統合先の病院の場合は車で1時間以上もかかる上、アクセス道路の国道が大雨や台風などで通行止めになるケースも珍しくなく、緊急時を考えると安心して子どもを産めない
・・・といった理由は、もうその病院を存続するための理由として成立しないほど、医師不足が進んでいるということを、住民も理解しなければならない。それが誰のせいでそうなったのかは、誰か一人に責任を押し付けられるような問題でもないのだが。



<以下記事>
◇6万2600人分の署名提出
 三重大学医学部付属病院の医師不足の影響で、尾鷲総合病院(尾鷲市)の産婦人科が紀南病院(御浜町)に統合される問題で、尾鷲市など1市2町の住民で作る「紀北地区に産婦人科の存続を願う会」(浜田捷穂代表)のメンバーらが8日、三重大学と県を訪れ、尾鷲総合病院の産婦人科存続を求める要望書と約6万2600人分の署名簿を手渡した。
 付属病院は、尾鷲総合病院の産婦人科に毎年2人の医師を派遣していた。しかし、医師減少で派遣医を確保できなくなったため、7月1日から尾鷲総合病院の産婦人科を閉鎖し、紀南病院の産婦人科に統合することを決定した。
 これに対し、メンバーらは、紀北地区(3市町)で出産に対応できる医療施設は尾鷲総合病院だけしかない▽紀南病院の場合は車で1時間以上もかかる上、アクセス道路の国道42号が大雨や台風などで通行止めになるケースも珍しくなく、緊急時を考えると安心して子どもを産めない――として、存続を求める署名活動を続けてきた。
 この日はメンバー13人が同大医学部産婦人科の佐川典正教授を訪れ、要望書と署名簿を提出し、県でも要望書を手渡して産婦人科の存続を訴えた。佐川教授は「医師数の大幅減少という危機的状況下だが、県下の新しい医療体制の構築に向け、地域、行政、大学間で連携しながら、できる限り努力したい」とコメントした。
by shy1221 | 2005-06-09 18:38 | 思うこと