医師不足、一部のその後
2005年 08月 04日
尾鷲総合病院:産婦人科医が内定、来月から常勤再開へ−−三重大出身 /三重
館林厚生病院:休止の産婦人科、医師1人採用 来月中旬から診療など再開 /群馬
ま、一部の病院では再開されるようですが。気になるのは、両方とも、ベテラン医師が採用になってること。産科診療は言うまでもなく、24時間の仕事で、体力的にしんどい。50歳を超えると、日数によってはかなりツライと思う。最初は、地域医療にかける熱意とかで頑張れるかも知れないけど、事故があったりちょっとしたクレームがついたりすると、すぐにしんどくなります。そんなとき、病院側のバックアップが十分だったら乗り越えられるものを、事務方とかの対応がちょっと冷たいだけで、もうガックリきちゃってやる気も失われるものです。
地域医療のために立ち上がったこの「ベテラン医師」たちの行く末が心配なのです。
<以下記事>
三重大学医学部付属病院の医師不足の影響で、先月から尾鷲総合病院(尾鷲市)に常勤の産婦人科医が不在になっていた問題で、同市は1日、新たな産婦人科医が内定したことを市議会全員協議会で報告した。9月から診療が再開される見通しという。
内定した産婦人科医は、津市で産婦人科を開業している前川徹医師(54)で、三重大学医学部の出身。同病院では助産師を現行の3人から5人に増やし、24時間体制で対応する。契約は1年ごとに更新する方針。
全協で伊藤允久市長は「産婦人科の存続を願い、署名してくれた6万3000人以上の地域住民の熱意が実ったと思っている。再開のめどが付き、ほっとしている」と語った。
この問題では、市が三重大医学部に医師派遣を何度か要請したが、実現しなかったため、先月から市独自で産婦人科医を探していた。(毎日新聞)
<以下記事>
館林市は28日、医師不足で4月から休止状態だった館林厚生病院(宮城修病院長、ベッド数393床)=館林市成島町=の産婦人科に、ベテランの男性医師1人を採用したと発表した。8月中旬から医師2人態勢で(1)婦人科診療と産科健康診断(2)帝王切開などの急患の受け入れ――などを再開する方針。
同病院の産婦人科は3月まで、群馬大から常勤医師3人(2部長、1医長)を派遣してもらい、パート医師2人の計5人で24時間態勢のローテーションを組んで対応してきた。ところが群馬大から医師不足を理由に派遣を中止する申し出があり、4月から混乱が続いていた。
同病院によると、03年度の産婦人科での出産は380件あり、うち帝王切開などの手術を要するケースは104件にのぼる。このため医師不足への対応が急がれていた。同病院は館林市と邑楽郡の5町で邑楽館林医療事務組合を設立。1964年10月に開院した。診療科目は内科や外科など計17科目で、東毛地区では有数の総合病院。
宮城病院長は「これからは週1回勤務のパート医師1人を含む3人態勢で、緊急を要する患者を中心に対応したい。さらに早急に医師を確保し、以前の5人態勢で診療、分べんにも応じたい」としている。(毎日新聞)
館林厚生病院:休止の産婦人科、医師1人採用 来月中旬から診療など再開 /群馬
ま、一部の病院では再開されるようですが。気になるのは、両方とも、ベテラン医師が採用になってること。産科診療は言うまでもなく、24時間の仕事で、体力的にしんどい。50歳を超えると、日数によってはかなりツライと思う。最初は、地域医療にかける熱意とかで頑張れるかも知れないけど、事故があったりちょっとしたクレームがついたりすると、すぐにしんどくなります。そんなとき、病院側のバックアップが十分だったら乗り越えられるものを、事務方とかの対応がちょっと冷たいだけで、もうガックリきちゃってやる気も失われるものです。
地域医療のために立ち上がったこの「ベテラン医師」たちの行く末が心配なのです。
<以下記事>
三重大学医学部付属病院の医師不足の影響で、先月から尾鷲総合病院(尾鷲市)に常勤の産婦人科医が不在になっていた問題で、同市は1日、新たな産婦人科医が内定したことを市議会全員協議会で報告した。9月から診療が再開される見通しという。
内定した産婦人科医は、津市で産婦人科を開業している前川徹医師(54)で、三重大学医学部の出身。同病院では助産師を現行の3人から5人に増やし、24時間体制で対応する。契約は1年ごとに更新する方針。
全協で伊藤允久市長は「産婦人科の存続を願い、署名してくれた6万3000人以上の地域住民の熱意が実ったと思っている。再開のめどが付き、ほっとしている」と語った。
この問題では、市が三重大医学部に医師派遣を何度か要請したが、実現しなかったため、先月から市独自で産婦人科医を探していた。(毎日新聞)
<以下記事>
館林市は28日、医師不足で4月から休止状態だった館林厚生病院(宮城修病院長、ベッド数393床)=館林市成島町=の産婦人科に、ベテランの男性医師1人を採用したと発表した。8月中旬から医師2人態勢で(1)婦人科診療と産科健康診断(2)帝王切開などの急患の受け入れ――などを再開する方針。
同病院の産婦人科は3月まで、群馬大から常勤医師3人(2部長、1医長)を派遣してもらい、パート医師2人の計5人で24時間態勢のローテーションを組んで対応してきた。ところが群馬大から医師不足を理由に派遣を中止する申し出があり、4月から混乱が続いていた。
同病院によると、03年度の産婦人科での出産は380件あり、うち帝王切開などの手術を要するケースは104件にのぼる。このため医師不足への対応が急がれていた。同病院は館林市と邑楽郡の5町で邑楽館林医療事務組合を設立。1964年10月に開院した。診療科目は内科や外科など計17科目で、東毛地区では有数の総合病院。
宮城病院長は「これからは週1回勤務のパート医師1人を含む3人態勢で、緊急を要する患者を中心に対応したい。さらに早急に医師を確保し、以前の5人態勢で診療、分べんにも応じたい」としている。(毎日新聞)
by shy1221
| 2005-08-04 16:18
| 思うこと