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by shy1221
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医師不足の方向性。

 Yahoo!ニュースに「医師不足」というカテゴリがあるのも驚きだが、その内容は、産婦人科医不足、産院閉鎖という話題が圧倒的に多い。で、
上田市産院の存続を表明 市長、医師確保に全力 

 全力を挙げられても、ないものは出せないのですが。まだ分からんかな。「(他は潰れても)ウチだけは残して」っていう考えなら、総論賛成各論反対の日本ならではの発想。

助産師外来 県立釜石、宮古、久慈

 院内助産院という発想をせざるを得ない状況になってるのかな、と思われるが、産科医がいる状況での助産師外来はいい。が、産科医がいなくなってしまった病院で残された助産師が開く助産師外来なんてのがあると、もし何かあったときに緊急にどこかに紹介されたとして、病院からの紹介で内容は助産院からの紹介みたいなもんだから、多少混乱が起きるかもですな。ま、助産師も看護業界では少数派みたいだし、産科医も絶滅危惧種なので、そろそろ仲良くやることも考えなきゃと思うのだが、どんなもんだろうか。



<以下記事>
<上田市産院の存続を表明 市長、医師確保に全力>
 上田市産院(上田市常磐城)の存廃問題で、母袋創一市長は19日、存続を求める住民の強い要望を踏まえ「閉院の選択肢は考えられない」と述べ、存続に向け医師確保に全力を挙げる考えを表明した。市役所でこの日開いた、同産院で出産経験のある母親たちとの懇談会で明らかにした。産院に2人いる医師を引き揚げる方針を市に伝えている信大医学部(松本市)に派遣継続を求めると同時に、別の医師の確保にも努める方針だ。
 市長は10月末の記者会見で、「産院廃止も選択肢の一つ」とした。しかし、産院で出産経験のある母親たちが存続に向けて署名活動を展開していることなどを踏まえ、懇談会で「存続を願う思いは皆さんと同じ」と述べた。
 信大との今後の交渉について市長は「信大の立場もよく分かる。ただお願いするだけでは事態は打開できない。市としてこうしたい、という方針を用意して理解を得たい」と説明。産院存続を前提に、地域の産科医療体制の将来像を早急にまとめる考えを示した。
 市は信大との交渉と並行し、医療専門誌での医師の全国公募や上田地域出身の医師への働き掛け、県厚生連や県国保連合会などへの協力要請を進めて医師確保を目指す方針だ。
 この日の懇談には、「『いいお産』を望み産院存続を求める母の会」の会員約40人が子連れで参加。18日までの9日間で存続を求める署名が3万3000人分集まった−との報告に、母袋市長は「敬意を表したい」とし、存続に向けて同会の協力を求めた。署名活動は今後も続ける。

<助産師外来 県立釜石、宮古、久慈>
 県医療局は、釜石、久慈、宮古の3県立病院で年内にも、助産師が主体的に妊婦の保健指導を行う「助産師外来」を開始する。産婦人科医の不足により医療の質低下が懸念される中、助産師の潜在的な力を活用した新たな取り組みに期待が高まる。
 助産師外来は、医療局が策定した指針に基づき、「正常に経過している」「既往歴がない」など、リスクが少ないと医師が判断した妊婦が受診対象となる。助産師が30分ほどかけて保健指導を行うなど、きめ細かい対応が可能となる。釜石病院は今春から、試行的に助産師外来を実施している。
 助産師外来を提唱している県医師会産科医療対策検討会がまとめた指針によると、助産師外来は▽長時間妊婦と向き合うことで、妊婦の不安を軽減できる▽自己管理力を引き出すことができる−と効果を指摘している。
 現在、県立病院に勤務する助産師は229人(産科病棟勤務は123人)。3病院の昨年度の出産取扱数はそれぞれ400件超で、その7割が正常分娩(ぶんべん)という。時間帯を問わない産科医療は、医師の過剰な負担が指摘されており、助産師が主体的に妊婦とかかわることで医師の負担軽減にもつながるとされる。
by shy1221 | 2005-11-21 07:06 | 思うこと