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by shy1221
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医療ミスと提訴件数

 昨日のニュースを見ていたら、昨年の医療ミスによる提訴件数が1000件弱と過去最高であることが報じられていた。ネットでニュース検索をしたがヒットしないので、数字がうろ覚えであるのをお許し願いたいが、訴えが一部でも認められる率は43%とやはり過去最高であるが、民事の85%と比べるとまだ低い、と報じられていた。
 ちょっと待て。
 医療ミスで提訴されたら、かならず医療側が有罪にならなければならないのだろうか。
 「医療事故」と「医療ミス」という言葉が混同されていると思う。「事故」が起こったらそれはイコール「ミス」だと思い込みがちである。まず、「医療事故」は一定の確率で必ず起こる。それをなるべく起こさないように、現場では必死の努力が続いている。で、「事故」が「ミス」であるかどうかは、病院の事故委員会とか、あるいは警察、司法が決めていくことである。病院レベルで「ミス」となった場合には、示談が成立して、提訴には至らないだろうから、もしかしたら、冒頭の文章中の、「医療ミスで提訴」っていうのはありえなくて、「医療事故で提訴、結果医療ミスと判断」というのが正しいのかもしれない。
 最近は、「ミスの責任は問えないけど補償はしましょう」みたいな「無責賠償」という考え方があって、一定の割合で生じる「医療事故」に対して補償していくような方向性があるらしい。医療ミスで訴えて、ミスを認めさせて賠償、ミスで無かったら一銭もとれない、というような状況よりは、この無責賠償の方がいいかな、と思う。ま、民事とのパーセンテージの違いを考えると、4割くらいのケースはミスを認められた訳ではないが賠償がとれてるみたいだが。
 それでも、現場の医療関係者は、事故が起こらないように頑張っているんです。事故が起こったときに、世論・マスコミその他で叩きまくるだけじゃなく、事故回避の努力についても認めて欲しいと思います。
by shy1221 | 2004-06-07 05:51 | 思うこと